当院では、三叉神経痛・片側顔面けいれんの手術も積極的に行っています。
三叉神経痛(さんさしんけいつう)とは
目のまわりや頬、奥歯にズキッとした痛み(電撃痛)が短時間発生し、何度も繰り返す疾患です。ストレスや歯磨き、洗顔、食事などで誘発され食事ができなくなることもあります。
まずはカルバマゼピン(テグレトール®)を服用してみて効果を確認します。ほとんどの方が痛みの軽減を自覚します。しかし服用後のふらつきや気分不良などの副作用や、徐々に効果が減少して薬を増量しても効かなくなることがあります。
MRIにて三叉神経に脳血管が接触して圧迫していることが多く見られますが、三叉神経が周囲のくも膜にひきつられて歪んでいることが原因ともいわれています。
神経血管減圧術
このような場合には、神経と血管を離す手術(神経血管減圧術)が行われます。小さな開頭で直接三叉神経や顔面神経を観察して、圧迫している血管をみつけ、これを離して固定します。
当院での治療について
当院での神経減圧術の特徴は、外視鏡を用いた小開頭に加えて、内視鏡を併用して神経の周囲を徹底的に観察し、神経に対する圧迫血管が完全に離れている状態にしていることです。
通常の手術ではどうしても死角になってしまう部分を内視鏡を併用することにより観察可能となり、血管の様子が確認できます。圧迫血管が見つかったら、内視鏡下で神経との剥離や血管の移動も可能です。外視鏡を用いることによる広い操作空間と、内視鏡手術の習熟の条件がそろってできる手術であり、高い治癒率を目指しています。
(Yano et al. Surgiccal Neurology International 2022)
当院の特徴:外視鏡と内視鏡を用いた神経血管減圧術
外視鏡術野と内視鏡術野の同時観察
当院では、三叉神経痛・片側顔面けいれんの手術も積極的に行っています。
三叉神経痛(さんさしんけいつう)とは
目のまわりや頬、奥歯にズキッとした痛み(電撃痛)が短時間発生し、何度も繰り返す疾患です。ストレスや歯磨き、洗顔、食事などで誘発され食事ができなくなることもあります。
まずはカルバマゼピン(テグレトール®)を服用してみて効果を確認します。ほとんどの方が痛みの軽減を自覚します。しかし服用後のふらつきや気分不良などの副作用や、徐々に効果が減少して薬を増量しても効かなくなることがあります。
MRIにて三叉神経に脳血管が接触して圧迫していることが多く見られますが、三叉神経が周囲のくも膜にひきつられて歪んでいることが原因ともいわれています。
片側顔面けいれんとは
下眼瞼、頬、唇の周りの筋肉がピクピクと痙攣する疾患です。突然始まり次第に頻度も多くなり、ピクツキの範囲も広がっていきます。
ほとんどの場合で顔面神経に血管が接触していることがMRIでわかります。リボトリール、テグレトールの内服やボツリヌス菌毒素(ボトックス)の注射などの方法もありますが、神経血管減圧術が唯一治癒の望める方法です。
神経血管減圧術
このような場合には、神経と血管を離す手術(神経血管減圧術)が行われます。小さな開頭で直接三叉神経や顔面神経を観察して、圧迫している血管をみつけ、これを離して固定します。
当院での治療について
当院での神経減圧術の特徴は、外視鏡を用いた小開頭に加えて、内視鏡を併用して神経の周囲を徹底的に観察し、神経に対する圧迫血管が完全に離れている状態にしていることです。
通常の手術ではどうしても死角になってしまう部分を内視鏡を併用することにより観察可能となり、血管の様子が確認できます。圧迫血管が見つかったら、内視鏡下で神経との剥離や血管の移動も可能です。外視鏡を用いることによる広い操作空間と、内視鏡手術の習熟の条件がそろってできる手術であり、高い治癒率を目指しています。
(Yano et al. Surgiccal Neurology International 2022)
当院の特徴:外視鏡と内視鏡を用いた神経血管減圧術
外視鏡術野と内視鏡術野の同時観察